革のお仕事 革のお仕事

Kids' Leather Program 革のはじまり

タンナー

硬くなったり腐ったりしやすい皮を、水やなめし剤を使って柔らかく丈夫な革に生まれ変わらせるのが「タンナー」の仕事です。動物の命を少しも無駄にせず、食用動物の残ったヒフから革を生み出してくれるからこそ、私たちの生活に役立つ革製品が作ることができるのです。

革問屋

職人やデザイナーがよりよい製品を作るために、最適な革を提供するのが「革問屋」です。靴を作りたいのか、ウェアを作りたいのかによっても必要な革の種類は異なってくるため、革について幅広い知識を持っています。

靴職人

革靴は目立たない部分も含めて多くのパーツで構成されており、たくさんの作業工程を経てようやく一足の靴が生まれます。「靴職人」が積み重ねてきた経験や知識により、耐久性・保温性透湿性・防臭性などを兼ね備えた履きやすい靴が生まれます。

ウェア職人

革製のジャケットやコートを作るには、一枚の革から大きなパーツを取る必要があります。また、場所によって必要な強度や伸縮性が異なることもあり、パーツの裁断作業は技術と経験を持つ「ウェア職人」が革の状態を確認しながら手作業で行っています。

ベルト職人

ベルトは他の革製品に比べるとパーツが少なくシンプルに見えますが、その分だけ加工技術で差が生まれます。良質な部分だけをつなぎ目なしに裁断する技術や、切り口の仕上げなど、一本のベルトには「ベルト職人」の卓越した技が詰まっています。

かばん・ハンドバッグ職人

ひとくちにバッグといっても、ハンドバッグやトートバッグ、ショルダーバッグ、ランドセルなどたくさんの種類があります。それぞれに必要な技術や作り方も異なりますが、「かばん・ハンドバッグ職人」の丁寧な仕事により、色々な使い道にあうバッグが生まれます。

手袋職人

手、特に指先は神経が集中しており、身体のなかでももっとも感覚の鋭い部位のひとつです。革手袋をしても繊細な指が違和感を覚えず、さらに指の高度なセンサー機能が失われないように、「手袋職人」は様々な工夫を凝らしています。

その他の革職人

これらの他にも、革小物を作る職人や革製のソファや家具、シートやハンドルなどの車の内装を作る職人もいます。革は私たちの生活の色々なところで使われているため、その数だけ職人がいるのです。